【小説】隣りに住んでいた少女と12年ぶりに会ったら女子校生になっていて婚姻届を渡された
【小説・ノベル】
主人公・小橋楓太は実家のマンションに住んでいる会社員だ。まぁ、実家と言っても両親は熊本へ移住して一人暮らし状態だが。
ある雨の日、楓太のマンションの扉に女子校生が立っていた。恐る恐る声を掛けると12年前まで隣りに住んでいた佐伯優奈だった。
優奈の家庭はシングルマザーということもあり、時間があれば優奈と一緒に遊んでいたのを思い出した。
しかし雨でびしょびしょでここに来るなんて只事ではないと感じ、とりあえず家に入れて温まってもらった。
話を聞くと、やはり家出してきたようだ。母親に電話をさせるとなぜか泊まりがOKとのことになった。
そして執拗に一緒に寝たがる優奈が出したのは『小橋楓太は佐伯優奈と結婚します』という紙切れと婚姻届だった。
この紙切れを盾に結婚を迫る優奈に対して、楓太は付き合うことで妥協をさせる。
しかし、優奈は「私、●●●。性に興味津々?」と言って楓太に迫り既成事実を作ろうとする。そして母親の力を使って同棲まで勝ち取るのだ。
当初は「早く帰ってくれ」と思っていた楓太だったが、次第に優奈がいるのが普通になり、いないと物足りなさを感じるようになるのだ。
そしてようやく楓太は決断する・・・