

ウェブトゥーンもこれから本格的に制作会社の時代が始まります。より専門化され制作能力が必要な分野への細分化が起こることが期待される中で、制作分野で一番最初に注目されるのが背景スケッチアップ制作です。すでに3Dモデルマーケットが登場した中で、サブスクリプションモデルで作家の方々に多くの賞賛を得ている「DONT DRAW」を運営するSTORYSOOPとのインタビューを行いました。
Q.DONT DRAWはどのような活動をしていますか?名前についての説明もお願いします。
STORYSOOPは、ウェブトゥーンを企画、制作して配給するウェブトゥーン専門制作会社です。
私たちのウェブトゥーン作品は国内だけでなく中国、日本、東南アジア、北米、フランスなど海外で大きな成果を出しています。
実際にウェブトゥーンを制作して見ると、私たちが開発したウェブトゥーンスケッチアップのソースがあります。
このソースの元を使用するよりも、より多くの作業現場ではソースがより有用であり、「DONT DRAW」を開始しました。
「DONT DRAW」という名称は、「Do not Draw、Just Download」というキャッチフレーズに基づきます。
「今、ウェブトゥーン背景は描かずに、ダウンロードしてください」というメッセージを伝えています。
Q.どのようなきっかけで始めましたか?
私たちSTORYSOOPは30本以上のウェブトゥーンを制作してみると、いつのまにか400以上のウェブトゥーンスケッチアップデータを保有してました。
STORYSOOPのホームページに使用された背景資料は、私達が背景ソースをタンブルバック(クラウドファンディング)を介して共有したら、私たちに購入や使用済みのお問い合わせが多く含まれてきました。
今では、価格も安価にしたが、以前のウェブトゥーン背景は高すぎて、気軽にスケッチアップの背景を使うことができる「ウェブトゥーン背景サイト」ができたら良いだろうという意見も多かった。
私たちの400以上のDBを当社の作家だけが使うよりは、より多くのウェブトゥーン作家の方々が使用することができるように「共有」することが、より価値のあることだと思いました。
長い時間苦労してデビューした作家の方々が新人原稿料で受ける1回当たり原稿料は多くありません。
しかしクオリティを維持しながら、作業を続行すると、アシスタントも必要であり、スケッチアップの背景も必要です。
このコストを作家が負担しており、新人作家の方々の経済的負担が特に大きいです。
クラウドファンディングのおかげで価格がだいぶ低くなったりしましたので、作家志望の方でも週間連載をするためにはスケッチアップを使ってみたらいかがでしょうか。
しかしそれでも未だ、新人作家と作家志望の方にとってウェブトゥーンスケッチアップソースは価格は依然として高いようです。
こんな方にもっと安く、一定レベルのクオリティが保証されているソースを存分に使用することができるようにしたかった。
私たちSTORYSOOPも多くの困難と試行錯誤を経験したが、困難な状況でも持ちこたえることができたのは私たちに協力してくださった多くの作家と作品の機会を与えられたプラットフォームのおかげでした。
私たちが受けた支援をウェブトゥーン業界メンバーの方々に返したいと思いウェブトゥーン背景プラットフォームであるDON’T DRAWを作ることにしました。
Q.ソース製作過程過程について
まずは自社の作品制作のための3Dモデリングを製作します。
所属作家が作品に必要な背景を背景作家に依頼をすれば、背景作家が要求事項を反映して、直接創作をします。
文/図の作家が必ず必要な部分を画像で提供したり、お互いに議論をしたり、修正をしたりしながら製作します。
デューデリジェンスをしていく場合もあるが、通常は要求された画像との相互コミュニケーションを通し創作します。
たとえば、中世時代背景のような場合も実写にするわけにもいきませんから(笑)。
3Dプログラムは、スケッチアップ以外にも3DMAX、MAYAなど他の様々なプログラムを使用します。
Q.専門モデラーは、何名ぐらい活動していますか?
もともとは2名程度いました。最近はより多くのソースを高クオリティにするために追加のモデラーの方々を迎えて人員を拡充し、現在では4名の専門モデラーの方々が活動してます。
Q.今年3月からはBOOKCUBEと契約を結んだようですがどのような内容ですか?
実際にはBOOKCUBE以外にも公開を希望しない他のウェブトゥーンプラットフォームも作家をサポートしています。
プラットフォームと連携を結べば、BOOKCUBE等のプラットフォームで作家の方の作品の契約時に「DONT DRAW」サポートを提供します。
作家の方々がご希望の場合にBOOKCUBE等のウェブトゥーンプラットフォームで私たちからウェブトゥーン作家の方に使用することができるようなVIP権限をしています。
Q.スケッチアップのほか、制作環境に対する取り組みはありますか?
激化するグローバルウェブトゥーン市場で生き残るためには、ウェブトゥーン作品のクオリティと共に、作業効率の向上、作家の労働強度を下げることも非常に重要なことです。これらのためにウェブトゥーン制作システムを悩んでおり、その一環として、背景の研究開発も継続しています。
今のように毎週締め切りを守ることは、個人が行うことができない場合もあります。
現在のような待てば無料のシステムが主流化した中で競争力のある作品を作成したら、生産性と効率性の問題が台頭するようになるでしょう。私たちもそれクオリティを高めながら最適化を行うことができる方法を探しています。
将来的にAIが本格的に登場すると、なおさら多くの変化があるようだと思います。
Q.最適化のステップを見つけるためには?
スケッチアップを多く活用しながら、ウェブトゥーンとの違和感を減らす手法と技術が出てきて、ウェブトゥーンに最適化されています。スケッチアップの背景は利点もあるが、欠点もかなりあるんです。
欠点を補完し、ウェブトゥーン作品とよく交わりながら、効率性も一緒に高めることができる部分を探し続けています。
他の3Dプログラムの価格が非常に高価ですが、他のプログラムも活用しながら最適化ステップを見つけています。
多くの試行錯誤の末より発展した次世代3Dウェブトゥーン背景技術を見つけ出し、この技術を主なウェブトゥーン背景に活用した作品を制作しています。
幸いなことに序盤製作部分の反応がよくて、韓国、中国、日本で契約まで終えた段階です。