RIDIはウェブ小説の自由連載プラットフォーム「diritto」をスタートしました。
dirittoは誰でも自由にウェブ小説を連載して鑑賞できる創作プラットフォームです。 「ファンタジー」「BL」「ロパン(ロマンチックファンタジー)」「ロマンス」等のジャンルのコンテンツを掲載することができます。サービスの初期段階ですが、連載中の作品は190作品もあります。
「自由連載プラットフォーム」というのは、既成作家には作品の幅を広げ、新人作家に機会を与えるという点で意味があります。プラットフォーム運営会社としては作家を直接育成しながらも、個性あるIPを確保できるという側面から価値があります。
代表的な自由連載プラットフォームとしては、naverウェブトゥーンのMUNPIAが挙げられます。登録されたウェブ小説作家数は約6万3000人に達し、「全知的読者視点」、「ナノ魔神」等数多くの人気作を輩出しました。kakaopageのSTAGEは、昨年9月にサービスを開始しました。
ロンチング以来約2ヵ月で2万以上の作品が集まりました。
自由連載プラットフォームは、「ウェブ小説→ウェブトゥーン→映像化」につながるコンテンツのバリューチェーンのスタート地点になります。 ウェブ小説の生態系が広がるほど、IPバリューチェーンも拡大する構造を強固にするため、RIDIは独自の生態系を確保し、優良IPの確保が容易になる「自由連載プラットフォーム」に取り組んだと考えられます。
オリジナルIPの拡張は、RIDIの企業価値を高めるのに大きく貢献したといわれていますが、RIDIは良質のウェブ小説IP発掘に力を注ぐ一方、これをウェブトゥーンやOST、映像コンテンツなどへ拡大することに集中しており、人気ウェブ小説をウェブ漫画化した作品『Finding Camellia』、『邪悪な竜を育てることになりました』等を相次いで発表し、同時に売上上昇効果があったと伝えています。その結果、2021年の連結売上高は前年比30.9%となりました。
RIDIは今年2月、シンガポール投資庁をはじめ、産業銀行やNVESTOR、Atinum Investmentから大規模の投資を誘致し、ユニコーン企業に成長しました。
RIDIは、グローバルウェブトゥーンプラットフォーム「MANTA」を成功させ、ソーシング力量を立証しただけに、「diritto」成長にも業界の関心が集まっています。 マンタは発売から1年余りでGoogleプレイストア漫画アプリ部門で北米·欧州·アジア地域16カ国で1位となり、成長を続けました。
RIDIの人気作『どんぐりの木の下で』がグローバルウェブトゥーンとして発売され、世界中のファンを獲得しました。
最近、『どんぐりの木の下で』ウェブ小説が英語版で出版されるやいなや、アマゾン米国ロマンスファンタジー部門をはじめ、5ヵ国でトップに躍り出たこともあります。dirittoはこの快進撃を増幅させられるかどうか注目されています。