巨大産業化する韓国のウェブトゥーン業界で人材の確保は最優先課題と言えます。ウェブトゥーン製作大手のKIDARIスタジオとLEZHINエンターが仕事をしながら休暇を楽しむ勤務形態である「グローバルウォケーション(Work+Vacation)」制度を導入します。韓国本社に勤める職員は、傘下のボムトゥーン/レジンコミックス/デリトゥーンプラットフォームが運営される海外7ヶ国(米国、日本、タイ、台湾、ドイツ、フランス、スペイン)のどこでも勤務時間とインターネットを利用できる環境さえ確保すれば「ワーケーション」制度を利用できます。

今回の「ワーケーション」制度の導入により、新型コロナウイルス感染症で長期間本国に帰れなかった本社勤務の外国人職員も本国で家族と時間を過ごしながら在宅勤務が可能になりました。また、海外現地で勤務していた外国人社員も本社所在地であるソウルで勤務できるようになりました。会社は「ワーケーション」制度を利用する時、航空費実費の50%も同時に支援すると公示しました。KIDARIスタジオとLEZHINエンターは海外に事業領域を拡張しており、コンテンツ制作の現地化作業のため台湾、ベルギー、カナダ、タイ、アメリカ、ブラジル、スペイン、イギリス、日本、チリ、コロンビア、フランス、オーストラリアなど多様な国籍の外国人35人が在職中です。

「ワーケーション」制度はKIDARIスタジオとLEZHINエンターで1年以上勤続した正規職員ならば誰でも年1回、休暇を含め最大4週間まで使用できます。「ワーケーション」制度は業務協業のために韓国基準勤務時間である9時~18時の内、少なくとも4時間以上勤務することを条件としており、勤務地を自律的に選択できるだけでなく勤務時間も柔軟に調節できます。

現在、KIDARIスタジオとLEZHINエンターは8ヶ国語で13ヶプラットフォームを運営中であり、2023年までに12ヶ言語で20ヶプラットフォームの発売を目標にしています。 同時に確保したIPを現地化作業後、海外各国に流通しており、海外で総合コンテンツ企業としての地位を固めています。 KIDARIスタジオとLEZHINエンターは、今回のグローバル福祉制度の強化を通じて、国内外の能力のある人材を採用し、グローバル総合コンテンツ企業として競争力を強化するという立場です。

KIDARIスタジオの関係者は「当社は事業拡張によってスタッフが500人以上に拡大します。10月に聖水洞の新社屋への移転が確定し、コンテンツ会社としてスタッフが最高の勤務環境を造成することを目指している。今回の『グローバルウォケーション』制度導入で最適な人材を確保できる契機になると期待している」と伝えました。

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