※モニター制度を導入するのは、基本的に需要予測という面もありますが、事前に表現面の問題点を探るメリットがあります。NAVERウェブトゥーンのような巨大かつオープンなプラットホームにおいては、盗作やトレース問題であったり、社会問題への抵触等が、連載後に大きな批判になったりします。

FRGとは、FirstReadersGroupの略で、NAVERウェブトゥーンでオープン準備中の未公開新作ウェブトゥーンを公開前に鑑賞し、作品に対する意見を与える読者の集まりを意味します。ウェブトゥーンを楽しんで鑑賞を分かち合いたい読者を募集します。募集人数は約50名程度。

FRGメンバーに選抜された場合、9月から約2ヶ月間活動することになり、毎週1~4話分量の2~3作品を鑑賞し意見を提出してもらいます。作品が面白いのか、どんな読者が喜ぶのか、どんな点が改善されればいいのか等についての内容を書いていただきます。FRGメンバーにはNAVERPAY（韓国のQRコード決済サービス）で支給される所定の活動費とNAVERウェブトゥーン記念品が贈呈されます。

NAVERウェブトゥーンは5月、「イママンリャン」という作品が盗作論難に包まれる中、連載を中断し改善方案とし「独自参加型作品モニタリング」等に言及しましたが、今回のFRG募集は、その対策の延長線上で実践されたものと推測されます。一方では、パク·テジュン漫画会社（作品の暴力性に関する論議が勃発）で読者に新作をあらかじめ見せて意見を受けるCBT((Computer Based Testing)が良い反応を得たことも影響を及ぼしたものと見られます。

FRGのサポート方法とFRGに関する詳細は、NAVERウェブトゥーンのお知らせで確認できます。

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