
NAVERとWattpadが世界有数のAI研究機関であるカナダトロント大学と共に、AIベースの次世代コンテンツサービスプラットフォーム研究開発を本格的に取り組むことを「Research
Partnership Launch」にて発表しました。
「Research Partnership Launch」には、NAVERキム・ナムソンCFO、チョン・ソクグンクローバCIC代表、ハ・ジョンウAI Lab所長、トロント大学国際研究協力所のAlex Mihailidis副所長等が出席しました。
今回のパートナーシップ締結を通じて、NAVERとWattpadは今後5年間で約52億ウォン(500万CAD)を投資し、トロント大と自然言語処理(NLP)および人間-コンピュータ相互作用(HCI)分野でAI共同研究を進行します。研究結果によって確保した技術は、Wattpadのコンテンツサービスプラットフォームに適用することで、グローバルユーザーにさらに革新的な経験を提供する計画です。
特に自然言語処理(Natural Language Processing,
NLP)分野で類似コンテンツ推薦のためのコンテンツ判別、内容分析技術研究、長文コンテンツ理解と要約など、自然言語認識技術や顧客利用習慣など測定モデル研究を中心に行います。人間とコンピュータの相互作用の分野でも、人工知能ベースの直感的な創作ツール、インタラクティブなインターフェース等を研究します。
NAVERはトロント大との協力を通じて自社のグローバルAI R&Dエコシステムをさらに拡大する一方で、韓国-カナダ両国間のAI技術協力に寄与する方針です。
NAVERはソウル大とKAIST(韓国科学技術院)をはじめ、ドイツのチュービンゲン大学、ベトナムのHUST、PTITと共同AI研究所を設立し、この他にもAI競争力確保のために国内外有数大学と積極的な研究協力を進めています。
アレックス・ミハイリディス・トロント大学副所長は「NAVERとWattpadとの今回のパートナーシップは、Wattpadのトロント基盤事業、NAVERのグローバル挑戦、トロント大の強みである人工知能とHCI専門性を結合するという点で非常に画期的な産学協力事例になる。こうした多学間、多国間、多年のパートナーシップを構築したのは、トロント大学の特別な包括的専門性を示す証拠」と話しました。
ハ・ジョンウのNAVERAI Lab所長は「NAVERの超大規模AI技術力とインフラ、世界最大規模のWattpadェブ小説プラットフォーム、トロント大のAI専門能力が共に起こるシナジーが期待される」とし「AI技術を基盤に誰もが質の高いコンテンツを創作できるプラットフォーム、ユーザーの好みをより深く理解するプラットフォームを開発し、よりインタラクティブなユーザー体験を実装する」と強調しました。
北米で最近立ち上げたYONDER(Yonder)などコンテンツプラットフォームを拡張しているNAVERウェブトゥーンが今回のAI技術開発協約で相乗効果を得ることになれば、NAVERウェブトゥーンが独自に研究しているオートドローイングはもちろん、コンテンツキュレーションにも大きな進化に寄与するものと思われます。